日 時 | 2011年7月21日(木) 6:00~7:00 |
回 数 | 第373回 万人幸福の栞 第13条 本を乱さず、末を乱さず‐反始慎終‐ |
講話者 | 社団法人倫理研究所 法人局 普及事業部 次席 吉川 和儀(よしかわ かずよし)中国・四国方面 方面長 |
テーマ | 脱皮のきっかけ |
備 考 | 会員スピーチ:㈱11ネット・インシュアランス 松原千秋氏。 前日は吉川方面長によります幹部研修会を開催しました。 |
吉川 和儀 中国・四国方面 方面長
会員スピーチ:松原 千秋氏
講話風景
『会員スピーチ』松原千秋氏
所属単会は高松南ですが、丸亀市在住のため坂出市MSに出席。自分自身の勉強の為に続けていこうと思います。
『テーマ内容』吉川和儀氏
昼なお暗き大森林の/何千億の樫の葉から/一番よく似た二枚を採って較べて見る/ 不思議だ/一枚だって同じものはないのだから/植物学者の語る事実が/鋭い暗示を/人間個性の問題に投げかける
人皆の声が違うように/人皆の可能性が/おのがじしなる持ち味を蔵している/愕くべき真理だ/お互い一人一人が/夫々に天下一品の特質を/おおいなるものから授かっているとは/人みな英雄!/そうだ
内に隠れて見えないけれども/現在(いま)こそ内に眠りそこに潜んで/自分にも他人にも発見(わか)らないけれども/五尺の我のうちにこそ/未見の我の偉大な姿が隠れているのだ/ありがたや
(後略、詩集『ひとりのために』から)
安積得也(1900~1994、戦前栃木県知事、岡山県知事、戦後は哲学・思想活動詩人として活躍)の「未見の我」という詩の一節です。最近、新入社員教育で多くの若者と接することがあります。そのなかで「私って、こんな人間じゃないですか?」というのが口癖の女性社員がありました。今ある自分の現状だけ見て、過去の数度の失敗で「自分なんてこんなもの」と固定観念で考えてしまう。イチローのようなトップアスリートでさえ、その潜在能力の10パーセントも使っていないと言われています。苦難を苦難ととらえない。苦難こそ「未見の我」、未だ見たことのなかった自分自身を発見するチャンスだと考える。小さな子どもはよく熱を出して親を心配させます。しかし、熱が子供の脳の回路を開いていく、目覚めてさせていくのだそうです。
倫理の矢はすべて自分に向っています。間違っても他人にその矢を向けてはいけません。自分の固定観念を他人に向けてしますことがよくあります。困難に直面した時、それが内なる自分に巡り合える、今までの自分から脱皮するチャンス、回路を変えるチャンスととらえることが大事です。
『感 想』
高知の盲目のシンガーソングライター堀内佳氏のお話を紹介していただきました。両親が子供の障害にまっすぐに向き合っていく、「盲目という障害をもつ、一人の人間、一人の男として、自立して、素敵な人生を送る、自分で限界を決めるな」という両親の厳しく大きな愛に包まれて、堀内氏の才能は開花しました。吉川方面長自身のお子様との関わりをも交えて、感動的なお話でした。
次回モーニングセミナーは、7月28日(木)
社)倫理研究所 法人局 大田謙二法人レクチャラーです。
本日 7月26日(水)17時まで、お申込を受け付けます。ぜひ、ご出席下さい!!
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