日 時 | 2011年6月30日(木)6:00~7:00 |
回 数 | 第370回 万人幸福の栞 第10条 働きは最上の喜びー勤労歓喜ー |
テーマ | 『 ビデオ学習 万人幸福の栞 第10条 』 |
備 考 | 1年振りのビデオ学習です。資料に『ビデオ 万人幸福の栞 解説集』を付けています。これを読むだけでも栞の内容がよく解かります。 |
本日の講師?!
『ビデオ学習』
久々のビデオ学習です。本日は第10条『働きは最上の喜び』-勤労歓喜-、万人幸福の栞P71~P76の解説です。
「世に楽しみは多い。好きな食べ物をたべる、美しい物を見る、よい着物を着る----いろいろの喜びの中で、どれほどつづけるも、如何にひどくとも、いよいよ高まり深まって行くのは、働きに伴う喜びである。地味で素朴で尽きぬ喜び、中でも、まことの働きにより、人を助け、人を救い、人の喜びをわが喜びとする、その喜び、これこそ地上無比の喜びである。」
何度も輪読し、そのたびに心に響くこの1節ですが、このたびの東日本、東北大震災の報道を垣間見るたびに、人の働きの意味を改めて考えさせられます。震災地の暴走族の若者たちが地元警察の方たちの前で解散式をする場面。バイクも無くなった、走る道路さえなくなった、しかし、自分たちのやるべき仕事が見えてきた。明日から自分たちは被災地復興のためのがれき撤去のボランティアに掛ります!と宣誓する若者たちのはればれとした表情を見る時、彼らは今、喜んで働く時、場所、事を見つけたのだと思いました。
先般、さぬき市で講話された中西法人局長は被災地の倫友の惨状と生の声を飾らず淡々と話されておられた。「現地では、間違っても『苦難福門』などとは言えない、ただ、そうだったか、大変だったねと聞くしかない」、局長はこころなしか痩せてやつれた様にも見えた。しゃがれた声はいつも以上にしゃがれ、顔も日焼けして真っ黒だった。多くの倫友が被害に遭われ、今この時も心も体も鞭打って必死に頑張っていることを思う局長の心情が理解された。
「存在するものは、すべて使命と価値を持つ。その使命と価値は、正比例する。」-存在するものは、一切である。人間はもちろんのこと、あらゆる物質を含めた動植物、すべて存在するものはすべて使命と価値を持っているということであり、その使命が大きくなればなるほど、その価値は高くなっていくー。
日本中の人々が、改めて自らの仕事を振り返っている。芸能人も、学者も、評論家も、政治家も、自分は本当に「自分の只今ついている仕事の尊さを悟って」仕事をしているかと、問い直している。仕事とはその人の使命であり、その仕事の結果がその人の価値となる。今回はビデオの解説ではなく、感想となってしまいました。(陳謝)
次回モーニングセミナーは、7月7日(木)
南隆寺(宇多津町)大石 光昭 住職 です。
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