日 時 | 2011年7月14日(木) 6:00~7:00 |
回 数 | 第372回 万人幸福の栞 第12条 得るは捨つるにあり‐捨我得全‐ |
講話者 | 香川県坂出市倫理法人会 事務長 株式会社ヨシイ不動産 代表取締役 好井 優明(よしい まさあき) |
テーマ | お遍路旅日記 |
備 考 | 講話中に、二度の歩き遍路で朱印された納経帳、御影、観音経等をお見せ頂きました。 |
講話風景
『テーマ内容』好井 優明氏
きっかけは挫折。昨日まであった仕事・家族がなくなり、人生最大の危機を迎えパニックに。とにかく状況を整理しなければならないということでお遍路に出ることを決意しました。すぐに出発できるわけではなく準備が必要です。「観音経」を88巻写経し、1日3回読経3巻しました。決意してから約半年後にやっと出発できました。私の旅のテーマは、「家族とは、親子とは」でした。
遍路道のいたるところに先人お遍路たちの亡骸を埋葬したであろう無縁仏があり、怖くなり、さらに真っ暗なトンネル、狂犬との1対1の対決、雪の山道、夜の山で野犬に囲まれたりでドキドキ感が増す中、遍路道の脇の木の枝に掛けられているさまざまな言葉・・・「世の中は因が有って果がある」「感謝の気持ちを持てる人が幸せになる人」等・・・に触れながら無限に続くかと思う坂道の先に、たどり着いたお寺で手を合わせたときに気づくことが、私のテーマに対するその時の答えであり、88通りの答えがありました。
歩いているとお接待として地元の方々から、食べ物や飲み物、お金(200円程度)を頂くことがあります。
基本的には、必ず受け、「○○様ご一家の末永い繁栄をお祈りいたします。ありがとうございます。」と言って納札を渡しますが、人の温かさに触れた感じで、これが結構背中を押してくれるパワーになりました。時には人生相談を持ちかけられることもありました。
お遍路に何回まわるとご利益・教え・導きがあるということではなく、日常生活そのものが修行であり、お遍路そのものであると思います。
「我」というススで汚れやすいですが、お遍路で清められたきれいな心をいつまでもキープしておきたいものです。
ぜひ、皆さんも八十八カ所全部でなくとも、何ヶ所かだけでも廻ってみて下さい。
初級コース:78郷照寺⇒79高照院(6㎞ 2時間)
中級コース:毎年75善通寺で行われている7ヶ所まいり 海岸寺⇒71弥谷寺~77道福寺(7時間)
上級コース:80国分寺⇒81白峰寺⇒82根香寺(10㎞ 6時間)
感 想 :山本 美香
「全てのことを決して切り離そうとせず、全て肯定的に受け入れそれを土台にする。次に自分を厳しい場に持っていくことのより甘えを捨てる。与えられた枠の中で甘えた生活はダメ。出来ることだけやるのはダメ。自分を追い詰めて難しいことに挑戦し乗り越えていこう」とうい言葉が印象的でした。日常生活にお遍路の旅を重ねる姿勢が素晴らしかった。ありがとうございました。私も初級コースのショートお遍路に挑戦してみようかな。
次回モーニングセミナーは、7月21日(木)
社)倫理研究所 法人局 普及事業部 中国四国方面 吉川 和儀 方面長です。
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