2012年10月31日水曜日

モーニングセミナー通信 VOL.185

日 時 2012年10月31日(水) 6:00~7:00
回 数 第436回 万人幸福の栞
第6条 子は親の心を実演する名優である‐子女名優‐
講話者 香川県坂出市倫理法人会 会員
山一木材株式会社 代表取締役
熊谷 國次(くまがい くにじ)
テーマ 無垢の木と自然乾燥
備 考 10月28日に「秋の木と暮らす一日とHONMAMONマルシェ」のイベントを開催された山一木材さん。その時のチラシと檜のおが屑を包んだものを頂きました。会場が木のいい香りに包まれました。

 

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熊谷 國次氏

 

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テーマ内容』熊谷 國次

今の世の中、材木屋はとても厳しい状況にあり廃業する業者も増えている。何故、こういった状況になったか?

少し前までは大工の数が家の数に比例していたように思うが、ハウスメーカーが出来始め、若い人を筆頭に世間に浸透し始めた。

また、機械技術の向上が著しく、プレカット(図面をコンピューターで作成し、木も必要な形に機械で加工していく)した柱が出来、昔なら1ヶ月かかっていた工程が半日で出来るようになった。

そういった事から、ハウスメーカーの隙間を縫って、地元の工務店や大工が施工している現実がある。

無垢というのは木の種類でなく、本物の木(加工していないもの)の事。無垢の木の欠点(ひび、反り等)に目が行き、加工した木(集成材・合板・MDF)が作られ、今では日本の住宅の80%が加工した木になって来ている。土台も梁も桁も囲まれている。加工した木は無垢の木で出るクレーム(ひびや反り)に対応できる木。

無垢の最大の長所は、調湿作用。結露にならずカビや菌の発生を抑え家の劣化を防ぐ。また、香りや断熱性、年月が経つごとに出てくる艶。木が動いて割れたりひびが行っても強度に心配はないとたくさんの実験結果が示している。また、古い木材も表面を削ることが可能なので、再利用出来る。

3年前に名古屋の木材工場の見学に行った。工場が近づくにつれ、天然ヒノキのいい香りがしてくる。そこの木材は、寺社仏閣に収められているものだった。大昔の寺社などが今でもあるというのは無垢の木を使っているから。

食の安全は、様々な所で取り上げられ、私達も気にするようになっている。これからは住の安全を、考える時期に来ている。集成材と合板とクロスで出来た糊に囲まれた家では、木は呼吸を出来ないし、人への影響はないのだろうか。せめて、床だけでも無垢の木を使って欲しいと思う。

木は自然からの贈り物。生きた木を活かして使って欲しい。

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『感 想』

頂いた資料には、木の成り立ち・木の長所・天然乾燥の大切さ等が絵や写真入りで解かりやすく書かれていました。木について教えて頂くという機会がなかなか無いので、新鮮でした。木材のテーマパークKITOKURAS(木と暮らす)も開始され、様々なイベントもされ、実際に木に触れてもらえるようにされています。

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次回(11月7日(水))のモーニングセミナーは

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