日 時 | 2011年9月1日(木) 6:00~7:00 |
回 数 | 第379回 万人幸福の栞 第2条 苦難は幸福の門―苦難福門- |
講話者 | 株式会社ミンク 代表取締役 本西 志保(もとにし しほ) |
テーマ | 震災に負けない地域作り |
備 考 | 平成24年度が今日からスタート!気分も新たにホテルサンルート瀬戸大橋でのMSとなりました(^O^)/8月度MS皆勤賞は2名の方でした。 |
講話者:本西 志保 氏
会場は3階、ちょうど宇多津駅が見えます
新会場はホテルサンルート瀬戸大橋3階芙蓉の間です。
会長挨拶・MS皆勤賞の2名(松原・前田様)講話風景
11階で朝食会!(宇多津の街を見下ろせます!)
『テーマ内容』本西 志保
平成17年の阪神淡路大震災時は大阪に在住、今回の東日本大震災時は、北海道に居て、帰宅難民を経験。そして、両方へボランティア支援に入り、感じたことをお伝えします。
○ 阪神淡路大震災のプラス要因―
1.隣が第2首都大阪府(物資輸送、人手、復旧の早さ)
2.4~5日で与信が治まった
3.津波被害が無かった
4.国レベルの危険察知と支援体制が早く整った
5.早朝で大半が自宅に居たため帰宅困難者が出なかった(季節も冬で良かった)
マイナス要因―
1.物資の調達、配給方法が確立されていなかったので無駄、ムラが多かった
2.電話回線を含むインフラ整備に時間がかかった(ラジオが情報源という状態が続いた)
3.ボランティア(医療・国内外派遣部隊・民間支援団体)の空回り。
○ 東日本大震災のプラス要因―
1.阪神淡路大震災の経験があり、自衛隊・ボランティアの支援作りが早かった
2.行方不明者との連絡、安否確認にインターネットが大活躍(携帯・パソコンの普及)
3.平日の昼間だったので、子供が学校にいた(後の避難所)
マイナス要因―
1.津波による被害や震源範囲が予想不可能だった(津波警報を真に受けなかった)
2.国レベルの支援体制・行政支援の確立が遅い(避難所指定等は国の役割)
3.津波被害の無い隣町には復興支援に回る余力が無い(小規模な自治体まで回らない)
もし、この場で、同じ規模の地震が起こったら?この会場にいる皆さんが一つの避難所で生活するわけです。どうやって乗り切っていくか、他人を思いやらないと送れません。今回ボランティア支援に石巻市に入り、最初に50台半ばの避難所生活の女性から「たくさん勉強して帰ってね、四国も海に面しているから」と言われました。地震から3日後に食べ物、10日後に風呂、そんな経験をされた方からの言葉です。隣人を思いやり気遣う町作りがとても大切です。それが、全ての人が安心して暮らす地域づくり、そしてもしも?!の時にも助け合えるコミュニティになると思います。日頃は高齢者や障がい者と関わる仕事をしています。そういった垣根を越えて、職業の垣根も越えて、助け合うことが大切です。
感 想
被災地の写真を何枚か見せて頂きました。引き続きボランティア支援に行かれるそうです。ボランティア活動を通して人の強さ、優しさ、生きることへの執着等、様々な人の感情を現地で見てこられた本西様のご講話は、香川県で平和に日々を送っている私には、痛く感じました。
次回モーニングセミナーは、9月8日(木)
テーマ『FACEBOOKでセルフプロモーションしよう』
スタジオとみっぺ 太田 富英 代表 です。
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