日 時 | 2010年5月27日(木)6:00~7:00 |
回 数 | 第318回 万人幸福の栞 第11条 物はこれを生かす人に集まる |
講話者 | 高松市倫理法人会 幹事 香西ボディバランス研究所 香西 めぐみ |
テーマ | 絶対に無理!は本当に無理か? |
『会長挨拶』丸山保夫会長
‘職場の教養’を年老いた母に読ませ始めた。「ええ事書いとるなぁ…」と、どんどん読むようになっている。老化に対し、何か効果があるように思います。
『テーマ内容』香西めぐみ氏
自分の人生で‘絶対に無理!’と思う事が多くありました。しかし、どうしても無理な事と願えば叶う事があります。私は願えば叶う経験をたくさんしています。そんな中で、去年12月に願いが叶った事をお話いたします。
マラソンでゴールする人の達成感ある顔を見て、自分も経験したくなった。でも、私は運動苦手だし無理とあきらめかけるのですが、自分の中から『ホンマに無理なん?やってもいないくせに…、』と聞こえてきます。
どうしようかと考慮していた時に、以前から肝臓ガンを患っていた父が「もうハワイは体力無いし、行けないなぁ」と言いました。私は弱気な父を見て「私、ホノルルマラソンで10㎞歩くコースに出たいから出よう!」と誘いました。躊躇していた父でしたが、出走すると決めたら、「目的持ったら楽しいわ~」と体を鍛え始めました。そんな父を見て、私は自分がきれいごと(父と歩くと、思い出が出来る)で、逃げている事に気付きました。ホノルルマラソンは12月、その3ヶ月前に歩くコースではなく、フルマラソン出場を決意し、やっぱりやぁめた!!といえない様に会う人々に出場する事を話しました。それから毎日、走る距離を伸ばし練習を続けました。
出発の3週間前、父の検査結果で、医師から数値が悪くなっていると告げられ、ハワイは無理、日々を大切に過ごして下さいと、柔らかく伝えられました。私が後で聞かされたのは余命1ヶ月。父は医師に黙ってでも行くと強い決意でした。生きた内に先立つ人への言葉を言うのは覚悟が入りましたが、私は、思いを伝えました。「一人っ子なのに嫁に行ってごめん…」と言うと、父は「お前がニコニコ幸せやから俺は幸せや」と言ってくれました。
そして、日本~ハワイへ。父は車椅子で出場でしたが、ゴール手前何mは、母と歩いてゴール。そして、私のフルマラソンのゴールで迎えてくれ、小さい子供にするように「よう頑張ったのう」と言いながら何度も頭をなでてくれました。私の絶対無理!が消えた瞬間でした。父の体調は下降線でしたが無事日本に帰国、しかし日に日に弱っていきました。
父への思いを孫が伝え、「お父さんの娘で良かった、ありがとう」と私が心からありがとうを伝えた2時間後、眠るように旅立ちました。もし、神様が父に人生どうだった?と聞かれたら、父は、「いやぁ!!人生の最後、最高に良かったですわ!!」と言っていると思います。
『 感 想 』
こちらまで優しくなれるような、温かい笑顔の香西様。娘、母、妻としての家族愛を感じるお話でした。どこにゴールを置くか、ゴールを決めれば近くなる。そしてやってみよう!の思いが大切。
次週MS(6月3日)は、 ビデオ学習 万人幸福の栞 第9条 です。
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