坂出市倫理法人会活動ブログ: モーニングセミナー通信　VOL.35

日時	２００９年６月２５日（木）
回数	第２７４回
講話者	司牡丹酒造株式会社代表取締役竹村昭彦氏
テーマ	永田農法で作ったお酒「日土人ひとびと」ができるまで～高知発、龍馬魂を持った酒蔵社長の熱い想い～
備考	資料４種類

竹村昭彦氏

資料

講話風景

日土人のラベル

『テーマ内容』

資料〈司牡丹の歴史と由来〉から、今からおよそ400年前の慶長8年創業、作家司馬遼太郎著「竜馬がゆく」の一節に「酒は土佐の佐川郷で吟醸される司牡丹である…」とあり龍馬が司牡丹を飲む場面が登場します。次に〈土佐学〉の年報から日土人ひとびとについて。日本酒を皆の力で米から育て上げようと「日本名門酒会」（全国80社の蔵元が丹精込めて造った日本酒を全国２千店余りの酒販店を通して流通させてきた地酒の流通組織）の四国地区オリジナル企画で、酒造りの何らかの活動に一度でも参加した者のみが販売できる条件で今年３月から販売しています。活動参加者全員の名前がラベルに記載されています。ネーミングも自分たちで考えた為、余計に愛着が湧きます。花にきれいだと声をかけると長くきれいに咲く、酒に対してそんな思いを持った人々が作ったお酒、その思いが募り美味しくなったのだと思います。〈地元学・ネットワーク理論〉地元の人と外からの人、遠距離交際と近所付き合いその両方のバランスを取るのが経営の発展の鍵になります。日土人２年目に向け地元学・ネットワーク理論に加え「普及学」物事が広がるメカニズムをベースに新銘柄の普及だけでなく、何か新しい活動を起こしそれを普及させていく。〈アンケート用紙〉人間どんなに感動しても１ヶ月は持ちません、しかし１ヶ月、２ヶ月に一度情報を与えることで思い出して頂く為、顔は知っていても住所氏名を知らないお客様にも情報を与えたい、そんな時、抽選で大吟醸プレゼント！とアンケートで住所等がわかります。又お客様の声が判ります。情報を提供し、物事を広げてくださるキーパソンを探しています。〈質疑応答〉Q.美味しかった酒は？A.旬の料理と旬のお酒、これに尽きます！

『感想』

土佐は元気！が一番の印象です。ひとつの企業だけでなくたくさんの方が賛同協力参加して、土佐を盛り上げよう。土佐学年報の表紙のたまるか！土佐がはみかえる（びっくりした！土佐が開き直って頑張る）を実践されています。普及学の法則①新しい物事はなかなか広がらない。初期段階では広がるペースが極めて遅く、ある時から急激に広がる ②新しい物事に真っ先に取り組む人たちは集団内に少数派、多数派は保守的 ③物事が広がるにはキーパーソンが必要。…この言葉にはなるほどな～と思いました。

次回のMS（7月2日）は、社）倫理研究所法人局林輝一参事です。