日 時 | 2010年10月28日(木) 6:00~7:00 |
回 数 | 第338回 万人幸福の栞 第13条 本を忘れず、末を乱さず―反始慎終― |
講話者 | 香川県高松南倫理法人会 幹事 生駒学税理士事務所 所長 生駒 学 |
テーマ | 45分で分かる!キャッシュフロー経営 |
備 考 | 資料として、生駒学税理士事務所が毎月発行されている冊子(生駒会計ニュース)と、本日のテーマ内容がよく分かる資料を頂きました。 |
講話風景
頂いた冊子と資料の一部
『会長挨拶』丸山保夫会長
営業畑で今まで来ているので経理は苦手だが、この不景気の状況に、生駒様のお話を会社に役立てたいと思います。
『テーマ内容』生駒 学氏
坂出市で生まれ育ち、東京の大学へ進学。大学時代に税理士という職業を知り、資格取得を目指し始めた。卒業後、地元に戻り会計事務所に勤務しながら、30歳で資格取得、33歳で独立。
資料P2 キャッシュフローとは、利益は見解、キャッシュは事実を意識の根元に置くこと。利益は会社や経営者の判断で合法的にある程度動かせますが、現金や預金残高は動かせないのです。
資料P3 1990年の日経新聞株価予想では、専門家達が前年を上回る4万円台を予想してたが、3月には3万円台を割り、9月には2万円台を割るバブル崩壊。1997~2000年の大手銀行・証券会社の倒産等があり、この頃から会社はキャッシュフローを大切にしようという風潮になっていった。上場企業には2000年より、キャッシュフロー計算書作成が義務付けられている。
現在、JAL再建に取り組んでいる稲盛和夫氏が2000年に出版した書籍では、松下幸之助氏のダム式経営にも触れており、資金の余裕を持っての経営をしようと思うことが大切の述べている。
多くの経営者はまだまだ、インフレ経済時代の考え方で、《銀行から借り入れ~人を雇い入れ~設備投資~売り上げを上げ~銀行から借り入れ》のやり方で経営している。しかし今はデフレ時代。株と違って下がらないと信じていた土地価格も下がり続け路線価でしか売れない時代。いかに現金・預金のキャッシュを残すか、どうやったらキャッシュを残せるか?。
資料P10黒字化するには売り上げを伸ばすのが一番だが固定費の削減が手っ取り早い(家賃・人件費等) 決算書を鵜呑みにするのではなく、会社の実体を常に把握しておくことが大事。
資料P12利益を出すということは、純資産を上げること。最低でも自己資本比率を3割(目標5割)にしていく。自己資本比率を高くするのが社長の仕事です。
『感 想』
分からない所はその都度質問してくださいねと笑顔で最初におっしゃいました。
経営者の為のMS。皆さん真剣に聞いていました。頂いた資料はとても分かり易く、もう一度熟読します!
次回モーニングセミナーは、11月4日(木)
㈱タカネ設計 代表取締役社長 篠原 晴伸 氏です。
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