日 時 | 2012年8月9日(木)6:00~7:00 |
回 数 | 第425回 万人幸福の栞 第12条 得るは捨つるにあり‐捨我得全‐ |
講話者 | 香川県坂出市倫理法人会 会員 社会保険労務士・行政書士寺主事務所 寺主 吉輝(てらじ よしてる) |
テーマ | エンディングノートの活用2 ~相続・終末期医療関係~ |
備 考 | USTREAMでインターネットでの試験配信をしてみました。http://www.ustream.tv/recorded/24565616 |
役員朝礼
講話者:寺主吉輝氏
講話風景
『テーマ内容』寺主 吉輝
前回(6/7)は、人はいつ亡くなるか判らない、また認知症や事故などで意思の疎通が出来なくなる可能性が誰にでもあるので、エンディングノートの活用を全体的に話したが、今回は『相続・終末期医療』について。
相続…親族関係の記載(家系図)は自身の祖父母まではきちんと書いておく。夫婦で1人が亡くなると法定相続人は
①配偶者と子供
②配偶者と義両親
③配偶者と義兄弟姉妹の順。
もし亡くなった方名義の家があったらその配偶者と義兄弟姉妹とで相続問題が発生する。遺言書は一般の方が思っているほど重々しい書類ではなく、自分の財産を誰に遺産を残すかを買う書類、あるとないでは全く変るので作るべき。
①子どもがいない人
②養子縁組・前妻の子・婚外子がいる
③不動産を所有
④会社経営者の方
中小企業は社長が主に株主だが、多目の出資者がいた場合、その社長が亡くなると出資額が多い人から残された家族(子供が後継者でも)が買い取らなくてはいけなくなる。株式権利は個人の所有財産なので遺産相続対象。経営者は誰に継いで欲しいという思いを遺言書で指定しておく。
終末期医療…どれが終末と縛れない問題。遺産(お金)はなんとか片がつくが、終末期は元気な間に自身が決めるしかない。どこまでの治療を望むか、残された家族に判断させるのは酷、また医師にとっても犯罪にもなりうるので出来れば公正証書にし書いたら身近な人に渡しておく。
介護…期間がどれくらいになるか全く判らない。介護は自身より介護してくれる人のことを考えて書いておく。天寿を自宅か病院介護施設か、最悪、皆に負担をかけても自宅で過したいのか、どの位で施設に入所するか等。香川県では介護の限界が来て入所させる事が多いので、元気な内に希望を伝えておく。細かく書けば家族や支援する人が助かる。
葬儀…一般的な葬儀を望んでいる人はあまり関係ないが特別な葬儀(家族葬等)。簡素な葬儀ほど実行しづらい(親戚縁者からの反対が入る)ので、エンディングノートに書いておけば本人の意思だと強く言える。
エンディングノートは一度書いたら終りではない。環境等が変れば自身の考えも変わる事があるかもしれない。公正証書より簡単に書けるので、書いても時々見直し書き換える事も大切。
『感 想』
今回は経営者の方の為に大切な部分をお話頂けました。人生のエンディング。残される方のためにも自分の考えや思いをノートに記載して残しておく事が大事だと思います。
モーニングセミナー終了後は、JR宇多津駅周辺の清掃活動!!
清掃後に感想を代表者に述べて頂きます。
皆様、ご協力ありがとうございました(^O^)/
清掃活動後は朝食会。こんな風景が望めます。
次回モーニングセミナーは、
8月23日(木)KAMAR 代表 白井京子様 です。(8/16はお盆休み)
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