日 時 | 2012年2月16日(木) 6:00~7:00 |
回 数 | 第401回 万人幸福の栞 第5条 夫婦は一対の反射鏡―夫婦対鏡- |
講話者 | 四国新聞社 シニア編集室 記者 明石 安哲(あかし やすあき) |
テーマ | たとえ、ここが砂漠でも |
備 考 | 頂いた資料に《100の指標から見た香川 平成23年度版》があり、香川県をデータで知る興味深い内容でした。 |
明石 安哲氏
講話風景
資料の一部
『テーマ内容』明石 安哲
38年勤めた四国新聞を退職して再び一線の記者に戻った。現在「琴電100年駅ヒトめぐり」を連載している。当初はそう大がかりな調査は必要ないだろうと思っていたが、戦争で資料が散逸していることもあり、資料集めが結構大変。100年という年月は長いと改めて感じている。
大学を卒業して故郷に戻ったとき、故郷を恥じる文化があることを由々しき事態だと感じた。故郷を思う気持ちは、母を思う気持ちと同じで、好きで当たり前、好きなことに理由はいらない。
それなのに何か理由がなければ、他より優れていなければ愛せないという人たちがいる。田舎を恥じる文化は明治時代から始まった。中央集権で全国の才能を東京一極に集めて富国強兵を進める為には、故郷や両親への愛着を捨てさせる必要があった。明治はある意味、栄光の時代だが、寂しい母親たちを大量に出現させた時代でもある。発展途上国のような中央集権が世界有数の経済大国に必要だろうか?
これに真正面から異義を唱えたのは大平正芳元首相だった。文化大国、福祉大国、地方分権という新しい日本の理想を国民に示した。
私達が住むこの香川県は全国有数の幸福な土地柄。有効求人率もトップ、預貯金残高率もトップ、エンゲル係数もトップ。恥じることなど何もない。
『感 想』
母親を好きなことに理由などない、故郷を好きなことにも理由はない。「忠・孝」の思想は日本人のDNAに明確に刻まれているのでしょうね。タイトルの「たとえここが砂漠でも」の後には…故郷を愛します…と続くはずです。
ご講話の後の朝食会でも、幕末期の香川県の状況を人間味あふれる調子で語って頂けました。
※今回のMS通信、明石様に修正していただけました!さすが!!!です。文章 が生きてきます。同じ事を伝えるのにも、文章のリズム、まとめ方で違うものだな~と、感じています。明石様 ありがとうございました!
次回モーニングセミナー 2月23日(木)
社)倫理研究所 法人レクチャラー・㈲シーサイド 代表取締役 藤浦 正信
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