2009年7月16日木曜日

モーニングセミナー通信 VOL.38

日 時 2009年7月16日(木)6:00~7:00
回 数 第277回
講話者 社団法人倫理研究所 法人局
寺田 一男 法人レクチャラー
テーマ 役職と明朗・愛和
備 考 前日15日(水)寺田氏による《経営者の集い)開催

MS2009.7.16 (5)

丸山副会長・寺田レクチャラー・由佐相談役の3ショット!

MS2009.7.16 (1) 万人幸福の栞 輪読

今週は《第6条》子は親の心を実演する名優であるー子女名優ーでした。

MS2009.7.16 (4) 講話風景

『テーマ内容』

地域に溶け込んで、地域に貢献したいと思い、入会している福岡県筑紫倫理法人会も、坂出市と同じ曜日、時間なので今頃同じ様に輪読をしているのだなーと思いながら輪読を聞いておりました。前会長から「会長になったら良い事がある」と言われ…夫婦仲が悪くなりました…。各単会のMS出席、夜の会合、気付けば嫁の動いている姿を見ない日が週に何度も。しかし4年が経った今は、夫婦でMSに参加し、輪読に参加するまでになりました。富士研修所に研修に行き、最後に《大切な人への手紙》を書く時に、ハイ(素直)な気持ちで妻へ宛てた手紙。子供に聞くと手紙を見て泣いていたと、棺桶に持って行くと未だ大切に閉まってある様子です。倫理は目に見えない所を大切にする。しかし今は大切にしていく所が違って来ている様に思います。例えば挨拶、日頃からしていれば、大きなトラブルにならないこともあるでしょう。早朝に老夫婦が毎日神社を掃除されているのを見て、元気を頂いた事もあります。

最後に、私の心に残っている文書を紹介します。今日の輪読第6条 子女名優に繋がる話です。《一度きりのお子様ランチ―東京ディズニーランドであった話から抜粋…TDLキャストとお客様の実話、そして、その出来事に感謝できる社長の話》

子は親の心を、社員は社長の心を実演する名優だとも言えるでしょう。

昨日今日と坂出市倫理法人会に関わり、影で準備され会を支えておられる相談役を見、香川県でトップになれる会だと思います。ご発展を祈念致します。

 

『感 想』

テーマについての説明は全くなく、ご講話で実践されていました。会場から度々、笑い・笑顔が溢れるご講話、淡々と話されるので、命令をされているのではなく、自然と寺田様がおっしゃることを実践したくなりました。役職…法人レクチャラーとして、明朗愛和の大切さを見せて頂きました。

 

次回のMS(7月23日)は、社)日本3B体操協会 渡辺 忍 公認指導士 です。

 

万人幸福の栞より

は親の心を実演する名優である 子女名優clip_image002

子供は親そのままである。顔形から、身ぶり(み)から、言語の言いぶりから、くせに到るまで…。

どんな上手な彫刻家も、これほどうまく似通った肖像を製作することは出来ない……と思われるほどよく似ている。

ここまではだれでも知っている。けれども、親子はまだまだ思いも及ばぬところまで、同じであることには気づかぬ。

生れて間(もない子供でも、母親が忙しい時には心が落つかず、両親に心配事があるとよく眠らぬ。大きくなるにつれて、両親がその年頃にした通りの事を繰り返す。又今している事を行ない、心に思っている事でさえ、そのまま親の身代りに実演する。

こうしたことは、これまで心理学者も教育学者も全く知らなかった。

そのためにどれほど子供に無理を言い、その個性を摘み取り)、希望の芽生えを焼き枯らしたか知れぬ。子供の体質も、性質も、ことごとく両親にこれをうけ、くせも、日々の行ないも、十二三歳)までは、全部両親の心行ないの反映である(時によると、祖父母や学校の先生や、その外の人達の影響もあるが)。だから子供が手に負えぬ、悪くて困るという、その原因はことごとく両親にあると知って、自分を改め、夫婦が明朗愛和に帰る時、子供たちには指一本ふれず、一言も言わなくとも、りっぱに直ってしまう。風がたてば、さわさわと音をたてて騒いでいた竹林が、風の止んだしゅん間、すっかり静まってしまうように。

子供自身に、あらわれた病気でさえも、例外なく、親の生活の不自然さが反映したまでである。これを知ったら、世の人々は、どれほど驚くことであろう。又どれほど安心することであろう。こうした事が、うそかまことか、それは人に聞くまでもない。子を持つ世の親たちは、自分自分のこれまでの生活と、子供たちの性質なり、することなりを、静かに観察すれば、はっきりすることである。

親たちは上べを飾り、人前をつくって上品に暮していても、子供たちは、堂々と、つつみかくしなく、親の心を実演する。家は、その小さな名優の舞台である。

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